やはらのお気持ち

私の主観&感想だけ!

「だりむくり」なんて丁度良い曲なんだ!

このブログは夏川椎菜さんの 7枚目となるシングル「ユエニ」のカップリング曲である「だりむくり」の感想ブログです。

断定的な書き方があっても「やはらの主観なんだな」と思いながら読んでください!

 

こんにちは、やはらといいます。座右の銘は前言撤回です。

また神曲が生まれてしまいましたね。ブラボー!ブラーボ!

www.natsukawashiina.jp

「だりむくり」は川口圭太さんが作曲した曲なのですが、僕は圭太にいさんの曲が大大だーいすきなんですよ!みんなも好きだと思うけどさ!

「ナイトフライトライト」「passable :( 」も大好きなんですが、今回もクリティカルヒットです。

 

この曲、もの寂しい感じの曲調と歌詞も相まって情景がすごく浮かんでくるんですよね。

これ、俺の人生のBGMじゃんか・・・と感じた人も多いのでは?

ノスタルジックな気持ちにさせてくれるのですが、その塩梅が丁度良い。仕事終わりに1駅分くらい歩きながら聴いてみな!飛ぶぞ!

懐かしい記憶や気持ちに捉われるわけではなく、かと言って「よし!やるぞ!」みたいなキラキラパワーに溢れているわけでもなく、俯き気味な顔がすこし上がってくるような、目線が前方80cmの地面から前方2mになるくらいの寄り添い方。

「がんばろう!できるよ!」なんて励まされるよりも、これこそが本当の優しさなのだろうなと思える距離感が大好き。

 

圭太にいさんのツイートなんですが、皆さんも、そうそうそう!と赤べこになったと思います。

力加減が丁度良いんですよね。

夏川さんの長所の一つとして、バランス感覚があると思っているんですが(片足立ち等のバランス感覚の話ではない…)

今回の作詞でも、その才をこれでもか!と発揮してくれていますね。

この歌詞、聞く人によって思い浮かべる状況も違うし、さっき僕は「目線が2mくらい先を見れるくらいの気持ちの上がり方」なんて書きましたが、それも人によって違ってて。

聴いた人の数だけ感想が生まれる歌だと思いました。この歌は聞いた人が主役になれるから。そんな歌を意図して歌い始めた夏川さんにめちゃくちゃ拍手&大好き。

 

ソロアーティスト活動5周年を迎えた2022年、夏川はインタビューで「より広く発信していくというのが“フェーズ3”の課題」と述べており、今作からもその意識がうかがえる。

natalie.mu

こちらの素敵なインタビュー記事でも書かれておりましたが、以前のインタビューで「より広く発信していく」と話をされておりました。

前シングルの「ササクレ」は、次のフェーズを始めるための最初の曲でもあり、それまでを締めるような曲であったので。

「ササクレ」がフェーズ3の0地点、今回のシングルがフェーズ3の1歩目のようなイメージ。

確実に進み始めたなと思った理由としては、今まで以上に色々な感想がSNSでも見れたし、身近な友達からもそんな感想が聞けたことなどがあります。

「より広く発信していく」というフェーズ3において、はっきりと形になって現れているじゃないか!すげー!これはどう考えてもフェーズ3です!!となったわけです。

 

「私こういう人なんです、じゃあ聴いてください。」もいいですが、歌だけで「おっ?」ってなってもらいつつ、夏川椎菜節も染みさせていきたいフェーズ3。

入り口は広く、ただし一歩足を踏み入れたら沈むよ?みたいな歌が必要なんですけど。

そういう意味で、刺さる人がめちゃくちゃ多いであろう、この歌は丁度良すぎるんですよ。大好き。

 

だりむくり とは ベロベロに酔っぱらって「なんだよくそー」みたいにクズっているような状態のことを言います。
(少なくとも夏川はそういう意味でタイトルをつけました)

馴染みの公園で鬼ごっこしたり、夢を語り合ったりした時間と、すっかり馴染んだ職場で今日もまだ帰れないなぁなんて思ってる時間と、それを馴染みの酒場でだりむくってる時間とを書いた歌詞です。

あの日語った自分物語とは違う道を歩んでいるけど、それにまだ飽きないから、続けてみるかぁ、でもまぁどこかで堕ちたっていいよね、それを決めるのはさすがにボクだけの権利だしね、という……

後ろ向きで転んだら結果前に進んでた、みたいな歌詞です。

ameblo.jp

最後にこの曲をきいた僕自身の感想も書こうと思うんですが、夏川さんがブログに書いていたあたりは聴いていても素直にそうだよねとなったので、好きなポイントとか、ここってこう思ったよ、を書いておこうと思います。

 

まずはね、歌声よ。やっぱ声よね声。おーれは椎菜の声がいっちゃん好きなんだっぺえー!!元気な声ももちろん好きですが、落ち着くんだよなぁ。ずっと聴いてても疲れない声っていうの?ずっと聴いてられるのよ。とにかくめちゃくちゃ好きな歌声です。

僕の中のイマジナリー椎菜さんで、ここはこんな表情で歌うんだよなとか、このタイミングでマイクから顔外すんだよなとか、目つぶるんだよなとかとか妄想が膨らみまくってます。早く歌っているところがみたい。

 

唐突なんですが、人生において大事なものって納得だと思うんですよ。

この歌を聴いてやっぱり納得って大事だよな、自分の心って大切にしような、って思いました。

歌を聴いていると主人公はどうやら、今の状態に納得してはいなそうですよね。

夢を諦めるとか、希望の職種につけなかったとか、わかりやすく納得できない場合もあれば、それらは叶ったんだけど上手くいかない、思っていたのと違うなんてのもよくある話。

なんで納得できないのか…自分の本当の心と反対を向いているからだと思うんですよね。

鎖すらもなくてなんで

動けなくなるのさ

この歌詞から、心と身体が逆の方向に引っ張り合っている様を想像しました。

誰からも拘束されていない状態、なのに動けない、それは自分自身の問題ですよね。

この歌は小さいことでも、大きいことでも、誰でも抱えているであろうこの問題にスポットライトをあてた歌だと思います。

本当に幸せに生きていくためには、納得は必要だと思います。これは絶対だと思ってます。

この歌の主人公の場合は、落ちサビの歌詞からして再起の方向に進んでいるように感じる人が多いと思います。僕もそう思います。

馴染みの場所で

同じようなこと繰り返して

ひたすらグズっていたいや


悔しいけど、飽きないんだなぁ。

歌では結果的にハッピーエンドかもね。というように終わっていて、「悔しいけど、飽きないんだなぁ」めっちゃいいフレーズじゃん!この!遠回し侍め!まーた遠回された!大好き!chu!おじさんでごめん!ってなったんですが

 

僕がこの物語のクライマックスだと思ったのは2番の最後。自分自身の心と向き合えた瞬間。ここ!もーうやばい!なんだよ!泣いたわ

ボクだけじゃもう

繋げないから


一緒にしよう

自分の心と話をしていると受け取っているのですが、ああ自分と和解できたな、納得できたな…って

 

ねぇ、いい?


” 砂に書いた物語は? ”

その前の自分自身に問い、返事を心がしてくれているここも本当にいいんですわ。

「” 砂に書いた物語は? ”」って返している時点で、自分の心は決まっているんだよね。でもその声をずっと無視したり、認めないから納得できなくて具合悪くなる。

 

自分自身との和解ができて、納得できて本当によかった。そうかそれが大事なんだよなって改めて思わせてくれる歌でした。

 

 

「え、じゃあ、妥協したらだめなの?」いやチャウンスヨ、妥協したその内容に納得できるならいいじゃないですか!

この歌の主人公は再起の方向に、自分も自分の心も向くことができた、一緒に繋ぎ続けることができた。

でも大事なのは、自分と心を繋ぎ続けること、向く方向はどっちでもいいんです。同じ方向を向いていれば納得できているんだから。歌では再起の方向ですが、真反対に向いたって良いんですよね。

 

どこで堕ちるかは、ボクの権利

客観的に再起再挑戦って「頑張っているね」とポジティブにみられるけど、ちゃんとそれ以外の道であっても進んでいることに変わりはないんだよ。と太鼓判押してくれてます。あったけぇ😭

後ろ向きに進んだっていいんだ、どんな風でもいいんだよ。でも自分の心は見てあげよう。

 

まじで良い歌!夏川さん、ありがとう!

距離感とか、優しさの温度がめっちゃ丁度いいよ!この歌!大好き!

俺はこう思ったぜ!と書かせていただきました、ちゃんと届きますように!

 

 

 

だりむくり - Google スプレッドシート

このスプシは歌詞に対して思ったことパラパラ書いていったやつ。歌詞みてどう考えてんの?みたいなのです。マジで適当にボガァっと書いてるんで我こそは暇人中の暇人だという方はどうぞ。